08.13
Wed
こんばんは、水曜日記でございます。
今日からお盆そして夏休みという方も多いのではないでしょうか、移動の多くなる時期なのでお気をつけ下さいませ。
そして、搔き入れ時で休む暇なしな皆様。お察しします、頑張って下さい!!
そして一段落したら存分に羽を伸ばして下さい、もちろんお墓参りも。

さて。

この話をするのに、どこから話したら良いのでしょうか。

と、今日私がここにそう書いただけですべてを察する人もいそうだなー。
ありがたいことです、そうですあの我が家のイナズマガールことナイフみたいな祖母の話です。

前回、春に祖母の話をしましたが、あれから程なくして彼女は亡くなってしまいました。

今日は彼女が亡くなる前の10日間ほどの話を。

介護付マンションに1人で住んでもらっていた祖母の容態が変わり、夜中の見守りをご家族にという依頼がきた時になんとなく(私だな)という気持ちが止められなくなり、そこから祖母宅の別室にパソコンからプリンターから何から一式を運び込み孫と祖母の二人暮らしが始まりました。

最初はもうぜいぜいし通しで本当に辛そうだったし、何も食べないしで担当医の先生も持って1週間という診断をしていたし私を含め家族みんなそう覚悟していました。
そんな診断の翌日土地勘のない祖母宅の近所で道に迷い、なぜか神社に辿り着いてしまったのでなんとなく(祖母を、助けてとは言わないけれどせめて辛くない状態にしてください)とお願いして部屋に戻るとヘルパーさんが満面の笑みで私を迎え「静子さん、ぶどうをおいしいって食べ始めました!」と。
あの神社の神様、早っ。と思いつつそのことを喜び、そこから夕食は私が食べさせたりしてなんだかみるみるうちに元気に。

ある夜、呼吸器を外していたので(だめじゃん)と装着し直し、離れるとまた外す。また着ける。というのの、かまってちゃん無限ループが始まり、さすがに腹が立ち怒る私を見て祖母がしたあの悪いニヤリ顔。
出た。と思って。出た、静子。
虫の息の祖母(やや復活)を相手に本気で怒る孫。
結局、呼吸器を外しても無視して寝たふりをきめこみ祖母が寝てからこっそり装着し直すことで私が勝利しました。

次の日なんとなくお互いにばつが悪かったけれど、あずきバーを食べたいって言ってくれたから食べさせてなんだか仲直りしました。「あずきバー最強」みたいなそんな話をして。

そんな日が続いて、どんどん祖母も元気になって。

訪問看護の看護師さんから逆に私のことを心配されたりして。
「おばあちゃんまだまだいけそうだけど大丈夫?」
「まぁ、生きたいだけ生きればいいから。いよいよめんどくさくなったら帰ります(笑)」とか言って。

その日の夜。新作のサンプルがどうしても間に合わなくて珍しく徹夜決定という状態でした。
まぁ、見守りもあるしと腹をくくって祖母を見つつサンプル作り。
なんだか、白いと思って。
あまり変わっていないのですがどうも祖母が白く見えて。
確証はないけれど、なんとなく眠ってしまったら祖母を連れてかれてしまうような気がして意地でも起きていました。
すると、1時頃ですかねそばに行ったら祖母が
「まだ起きてるのか?!なにしてんの?!」
「しーごーと。」
「は?仕事?もう寝ろよーーー(苦笑)」

なんか、多分。迎えに来てたんだと思う。

そこは孫の意地(と締め切り)で回避。

あと一時間でヘルパーさんも来るしと4時頃、祖母のもとへ行くとまた呼吸器が外されて、そっと枕元に置かれていました。
数日前にはその件で喧嘩をした私ですがなぜかその時は怒る気持ちになれなくて。
「外したら、多分苦しいと思うぜー」とかぶつぶつ言いながら着けようとしたら
「もういいんだ」ってめちゃめちゃ穏やかな顔で言われて困った。

私はそれを無視してまた着けて。

そしていつものように祖母の近くに敷かれたふとんに入って。

そしたらすぐにおしりのあたりが携帯のバイブが鳴ったみたいにぶるっとして、起き上がるとベッドのふちに祖母の手がころんと出ていて。
あぁ、いいな。触りたいな。と思いました。
なんだか、きれいな桃みたいだったんです。その手。

ふとんを出て、握手して。おやすみと耳元で言って。また寝ました。

次の日目を覚ますと、部屋の空気がとても静かで明るくて、白くて。

それまでの朝と同じように祖母のそばに行くと亡くなっていました。

その時私は泣きませんでした。ただ、心からお疲れ様と思いました。
すーごい辛かったと思うから。楽になって良かったし、待望のじいちゃんも来たろうし。
でもつまらないと思って。

そんな役立たずの孫と、虫の息の意地悪ばあさんの二人暮らしは10日ほどで幕を閉じました。

その間で初めて祖母のことを知りました。
彼女はよく切れるナイフみたいな人だったし筋金入りのかまってちゃんだったから、そこだけを見て食えない婆さんとも思っていましたが良くも悪くもその根底に流れている理由のような部分がわかりました。
嘘を言わないんです。思ったことをためらわずに言う。思っていないことを一切言わない。
そして、素直。
死んだからよく見えているのかもですが、一緒に生活する中でこんなに人にお礼を言いまくる人って知らなかった。
誰にでも言う。どんなに小さな事でも、何をされても言ってるのが聞こえる。
でも、もしまた蘇ってあの静子節を炸裂されたら普通に怒ると思う、私。
贅沢ですね。

あれから死者の遠慮や出し惜しみとかなく、ちょいちょい夢に出てきてメッセージを伝えるでもなく煮物を食べたり、自分の四十九日の法要に出たりする彼女。

まぁ。いいですけど。

でも、私はよこしまだから願っていたんです。
もしもこの先祖母が死んだら、人より少しジャッジの多そうな私の人生を守ってくれと。
いざという時に正しいものを選べるように助けてくれと。

あの桃の手を握れたから、多分大丈夫。

なんだかそんな気がしています。




なんだか長々とすみません。
ずっと書きたかったのですが、なんだかまとまらなくて。
ようやっと新盆に。私事ですが。


ではでは、今週の新作ー。

全体的にミニマルなアイテムです。
・オブジェ的イヤリング(ピアス)
・シンプルブレスレットとセットになるようなイヤリング(ピアス)
・リクエストからのブレスレット→ネックレスバージョン

の4点を予定しております。楽しみにして頂けたら嬉しいです♪


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comment 2
コメント
菅原さま、こんばんは。

おばあさまは、亡くなられたのですね。
おばあさまのことは、菅原さまのブログで
伝え聞いた事を知っているだけで、
友達でも知人でもないはずですが、
桃の手という言葉を見た時、
その手を知っているかのように思ってしまいました。

以前から、菅原さまには
おばあさまの流れを汲んだ「外さなさ」があると
私には思われてしようがなかったので、

いざというとき菅原さまはきっと、正しいものを「外さず」に、
選ばれるのだろうなあ~と思います。


なんだか色々と書いてしまいすみませんでした。
静子様には、本当にお疲れ様でしたとお伝えしたいです。
ありがとうございました。
まい | 2014.08.14 00:09 | 編集
まいさん、コメントありがとうございます!
ちょうどお盆でもあるし、祖母も喜んでいるかと思います。
こちらこそ誠に勝手ながらではありますが、まいさんのことをうちの祖母ファンと認識してしまっている節すらありますのでなんだかこのお声掛けも喜びひとしおです。

見てるんだろうなー、というか見てますね。彼女なら、十中八九(笑)

桃の手については、本当にいいものを貰いました。
あの手を握る事は絶対的に素晴らしい事だったので、それを指標にできます。
何かと対峙して選択を迫られた時にそれがあの手と同じ雰囲気を出しているか否かで選ぶ事ができるので。

今頃。。なんて想像しましたがお盆でしたw
きっと親戚の家とかめまぐるしく渡り歩いていそうです。
落ち着きがないのも血筋かもしれません。

コメントありがとうございました!祖母に変わってお礼申し上げます。
atmosphere peace | 2014.08.14 11:07 | 編集
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